待望の初登板は90球制限でスタート
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、佐々木朗希(ロキ・ササキ)の今シーズン初登板について、90球を上限とする球数制限を設けることを発表した。初登板は現地時間30日に予定されており、クリーブランド・ガーディアンズとのホームでの3連戦初戦で先発マウンドに立つ。
この球数制限は、23歳の右腕の長期的な健康管理を見据えた措置とみられる。ドジャースは今季、日本出身の先発投手を3試合連続で起用する予定で、これはMLB史上初めての試みとなる。佐々木はその先陣を切る形だ。
スプリングトレーニングでの苦戦
佐々木にとって、このレギュラーシーズン初登板は重要な意味を持つ。というのも、スプリングトレーニングでのパフォーマンスは期待を大きく下回るものだったからだ。
オープン戦期間中、佐々木は8.2イニングを投げて15失点を喫した。四死球も15個と制球に苦しみ、奪三振は12個にとどまった。この数字は、千葉ロッテ時代に見せた圧倒的な投球とは程遠いものだった。
ロバーツ監督は試合前の会見で率直にこう語った。「スプリングトレーニングやエキシビション試合に完全に依存して評価することはできない。しかし、正直に言えば素晴らしいものではなかった。本当にそうではなかった。そして私たちはそれを知っている。基準はより良い必要がある。彼はそれを知っている。私たちはそれを知っている」
一方で、ロバーツ監督は佐々木への信頼を強調することも忘れなかった。「今、いわば本番の時間だ。彼がスポットライトが当たったときにどのようなパフォーマンスができるか見てみよう。私は彼を信じている、本当に信じている。ダッグアウトで彼にそう言った」
バックアッププランも用意
ドジャースは佐々木が初登板で苦戦した場合に備え、ジャスティン・ロブレスキをリリーフとして待機させる「ピッグバック」方式を採用する予定だ。これはロバーツ監督がシーズン前から示唆していた計画でもある。
幸いなことに、ドジャースのブルペンは前日のオフデーを挟んだため、ほぼ万全の状態にある。投手陣全体でサポートできる体制が整っている。
開幕から好調のドジャース
佐々木が登板するチームは、シーズン開幕から絶好調だ。ドジャースは直近でアリゾナ・ダイヤモンドバックスを3連戦でスウィープし、開幕からの無敗記録を継続している。
30日の試合では、大谷翔平が1番打者として出場予定だ。打線は大谷、カイル・タッカー、ムーキー・ベッツと続き、テオスカル・ヘルナンデスが今シーズン初めて4番に座る。フレディ・フリーマンは2試合連続で5番に配置される見込みだ。正捕手のウィル・スミスは休養が与えられ、ダルトン・ラッシングがマスクをかぶる。
レギュラーシーズンでの巻き返しに期待
スプリングトレーニングでの不調は、必ずしもシーズン本番のパフォーマンスを左右するものではない。調整段階で新しい球種や投球フォームを試す投手も多く、結果よりもプロセスを重視する期間でもある。
佐々木にとって、ドジャースタジアムでの初登板は、MLB選手としての本格的なスタートを切る舞台となる。90球という制限は保守的に見えるかもしれないが、長いシーズンを見据えた賢明な判断だ。千葉ロッテ時代に見せた圧倒的な球威と制球力を取り戻せれば、ドジャースのローテーションに欠かせない存在となるだろう。
まとめ
佐々木朗希の今シーズン初登板は現地時間30日、ガーディアンズ戦で実現する。スプリングトレーニングでの苦戦を経て、いよいよレギュラーシーズンという本番の舞台に立つ。90球という制限の中で、どれだけ本来の投球を取り戻せるか。ロバーツ監督の信頼に応えるピッチングができるかが注目される。


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