オープン戦では制球難に苦しむ
佐々木朗希投手にとって、2026年のスプリングトレーニングは決して満足のいく内容ではありませんでした。オープン戦全体での防御率は15.58という厳しい数字となり、与四球は15個、死球も2つを記録。MLBレベルとの対戦では全試合で3失点以上を許すなど、制球面での課題が浮き彫りになりました。
昨年シーズン終盤に怪我から復帰し、ブルペンに配置転換された佐々木は、ポストシーズンで0.84という素晴らしい防御率を記録し、10.2イニングを投げて初セーブも獲得していました。その活躍があっただけに、今春の不調は関係者にとっても予想外だったかもしれません。
ロバーツ監督が語る「素晴らしくない」現実
試合後、デーブ・ロバーツ監督は記者団に対して、佐々木の状態について率直な評価を口にしました。「スプリングトレーニングやエキシビションゲームを完全に信頼することはできない。しかし、素晴らしいことではなかった。本当に素晴らしくない。私たちはそれを知っている」と、オープン戦の内容を正直に認めました。
その上で監督は「基準はもっと高くする必要がある。彼もそれを知っている。我々も知っている」と続けました。ドジャースという優勝を目指すチームで先発ローテーションの一角を担う立場として、求められる水準の高さを改めて強調した形です。
それでも揺るがない信頼
厳しい評価の一方で、ロバーツ監督は佐々木への信頼を明確に示しました。「彼を信じている。本当にそうだ。ダグアウトで彼にそう伝えた」と語り、若い右腕を精神面でサポートする姿勢を見せています。
監督によれば、投手コーチ陣がすでにいくつかの改善点を確認しており、今後の調整に期待を寄せているとのこと。「投手コーチが確認した改善できる点がいくつかあり、その後がどうなるか見ていく」と、具体的な修正作業が進んでいることを明かしました。
メカニクス調整の影響か
関係者の話では、佐々木は今春、投球メカニクスの調整を行っていたことが報告されています。通常の速度に戻す作業を進めていたとされ、その過程での制球の乱れだった可能性も考えられます。
昨年のポストシーズンでは、2試合の好投を背景にロスター入りを果たし、見事な結果を残しました。自信を持って投げられる状態になれば、リーグで最も支配的な投手の一人になれることは、すでに証明済みです。
レギュラーシーズンが真の試金石
ロバーツ監督は「今はいよいよ実戦で、ライトが点灯したときにどう成績を上げられるか見る時だ」と語りました。オープン戦はあくまで調整の場。レギュラーシーズンが始まり、本当に試合が意味を持つようになったとき、佐々木がどんなピッチングを見せるかが最も重要だという考えです。
昨年の怪我からの復帰、ブルペンへの配置転換、そしてポストシーズンでの成功と、佐々木は短期間で多くの経験を積んできました。先発投手としてフル回転が期待される今シーズンは、真価が問われる1年になるでしょう。
まとめ
オープン戦での苦戦は事実ですが、ドジャース首脳陣は佐々木朗希への信頼を変えていません。メカニクスの調整過程での一時的な乱れと捉え、レギュラーシーズンでの巻き返しに期待している様子です。昨年のポストシーズンで見せた圧倒的な投球が戻ってくれば、ドジャースのローテーションは一層強力なものになります。開幕を前に、佐々木がどう立て直してくるか注目です。
参考元:Dodgers Nation


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