制球難が続く厳しい登板内容
ドジャースタジアムで行われた月曜夜のオープン戦。ドジャースの先発マウンドに上がった佐々木朗希は、初回から制球に苦しむ展開となった。先頭のザック・ネトに死球を与えると、続くマイク・トラウトが内野ゴロで出塁。そこから3者連続四球を与え、1イニングを終えることなくロナン・コップにマウンドを譲った。
2回にマウンドに戻った佐々木だったが、制球の課題は解消されなかった。再びネトに死球、トラウトには四球を与えてランナーを背負う。それでも内野ゴロ2本でなんとかピンチを切り抜けた。3回には先頭のヨアン・モンカダに四球を与えたものの、ジョー・アデルとジョシュ・ロウから連続三振を奪い、ローガン・オホッペを二塁ゴロに打ち取ってイニングを終えた。
しかし4回、先頭のアダム・フレイジャーに四球を与えたところでベン・カスパリウスと交代。このランナーはノーラン・シャノエルの犠牲フライで生還し、佐々木の記録は2イニング強で6四球5失点となった。投球数は66球を数え、ストライクは32球のみ。ストライク率は48%台に留まった。
今春4試合で防御率15.58の不振
今回の登板で、佐々木の今春の成績はさらに悪化した。オープン戦4試合に登板して8回強を投げ、与四球は15個、防御率は15.58という厳しい数字が並ぶ。開幕を木曜日に控えたこのタイミングで、制球難が改善の兆しを見せていないことは深刻な状況だ。
昨シーズンの佐々木は、右肩の炎症により大半を欠場した。レギュラーシーズンでは8先発と2度のリリーフ登板で1勝1敗、防御率4.46という成績に終わっている。ただし9月に復帰してからは調子を上げ、ポストシーズンでは10回強を投げて自責点1、3セーブをマークした。リリーフとしてドジャースの2年連続ワールドシリーズ制覇に貢献したことは、今シーズンへの期待につながっていた。
開幕ローテーションは山本由伸が先発
ドジャースの開幕戦は木曜夜、本拠地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦となる。先発マウンドに上がるのは山本由伸だ。昨オフに12年総額3億2500万ドルの大型契約でドジャース入りした山本は、昨季も開幕投手を務めており、今年も開幕カードの初戦を任されることになった。
一方、佐々木の開幕ローテーション入りについては、この登板内容を見る限り極めて厳しいと言わざるを得ない。ドジャースは投手陣の層が厚く、先発候補は複数いる。制球難が続く佐々木が当面はマイナーやブルペンでの調整を強いられる可能性も出てきた。
契約1年目のシーズンに向けて
佐々木朗希は今年1月、ドジャースとマイナーリーグ契約を結んだ。25歳未満のため国際FA市場の契約上限規定が適用され、サイニングボーナスは650万ドルとなった。日本のNPBで4シーズンを過ごし、その圧倒的な球速と奪三振能力で注目を集めてきた右腕だけに、MLB本格参戦の年となる今季にかける期待は大きかった。
昨季は怪我に泣いたものの、ポストシーズンでの活躍は佐々木の持つポテンシャルを証明するものだった。ただ、先発投手として長いイニングを投げるためには、制球力の安定が不可欠だ。四球を連発する投板では、いくら球速があっても試合を作ることはできない。
まとめ
開幕まで残り数日となった今、佐々木朗希は正念場を迎えている。制球難の克服なくして開幕ローテーション入りは難しく、シーズン序盤はブルペンやマイナーでの調整からスタートする可能性が高まっている。日本球界を代表する若手右腕が、MLBでどのような形で活躍の場を見つけていくのか。今後の調整状況に注目が集まる。
※参考:本記事は複数の海外メディア報道を基に作成しています。


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