制球に苦しみ71球で3回1/3
佐々木朗希投手は火曜日のロイヤルズとのオープン戦で、思い通りにいかない立ち上がりを経験しました。3回1/3イニングを投げて71球を要し、そのうちストライクは38球。制球に苦しむ場面が目立ちました。
特に3回には3連続四球を与えて満塁のピンチを招き、マウンドを降りることに。その後4回には2ランホームランを被弾し、5回には強烈な二塁打を打たれたところで登板を終えました。打者にスイングさせた26球のうち空振りは7つ、見逃しストライクは12という数字からは、球自体に力はあるものの、コマンドが定まっていない状態が見て取れます。
速球の平均球速は98マイル(約158キロ)、最速は99マイル(約159キロ)を記録しました。日本時代の160キロ超えの速球には及ばないものの、キャンプを通じて球速は上昇傾向にあるとされています。一方で、ファストボールのスピン量は2025年シーズンの平均を下回っており、まだ調整段階にあることがうかがえます。
「スプリングで良かった」と前向きなコメント
登板後、佐々木投手は通訳を通じて「結果という観点からは、これがスプリングトレーニングで良かったと思っています。シーズン全体を通して投げることができれば、誰もスプリングトレーニングのことは覚えていないでしょう」と語りました。オープン戦での結果よりも、レギュラーシーズンに向けた準備に重点を置いている姿勢が表れています。
さらに「やらなければならないことがたくさんあります。でもスプリングトレーニングなので、そのことに取り組み続けるだけです。スプリングトレーニングの結果はそれほど重要ではありません」とも述べ、現在の課題に冷静に向き合っている様子を見せました。
新球種カッターの習得とメカニクス改善に集中
佐々木投手が今キャンプで特に力を入れているのが、投球メカニクスの完成度を高めることと、新たに習得中の「カッター」を武器に加えることです。これまで佐々木投手の強みは、ファストボールとスプリッターの組み合わせでした。実際、昨シーズンのプレーオフでは、この2球種を軸にした投球で成功を収めています。
しかし今オープン戦では、カッターをミックスしようとしている段階で、まだ安定していない状態にあります。純粋な感覚でピッチングするよりも、投球フォームのメカニクスに意識が向いているため、結果として制球が定まりにくくなっている面があるようです。
こうした状況は、2025年レギュラーシーズンの開幕直後にも経験したとされています。メカニクスの調整期には一時的に結果が伴わないことがあるものの、それが定着すれば投球の幅が広がり、より完成度の高いピッチャーになれる可能性があります。
シーズンに向けた位置づけ
佐々木朗希投手は昨季、ドジャースに入団後、レギュラーシーズンでメジャーの舞台に適応しながら投げ続け、プレーオフでは持ち味を発揮しました。今季は開幕ローテーション入りが確実視されており、より安定したパフォーマンスが期待されています。
球速はキャンプを通じて上昇傾向にあり、投球メカニクスもより一貫性が出てきているとの評価もあります。ただし、日本時代のような160キロ超えの速球を安定して投げるまでには至っておらず、カッターの習得と合わせて、まだ成長過程にあると言えるでしょう。
ドジャースの先発ローテーションは層が厚く、佐々木投手にはチームの勝利に貢献できる投球が求められます。オープン戦での苦しい結果も、シーズンに向けた大切な調整の一部として受け止め、課題に取り組んでいる様子がうかがえます。
まとめ
佐々木朗希投手は今回のオープン戦で制球に苦しみましたが、本人はスプリングトレーニングでの結果よりも、レギュラーシーズンに向けた準備を重視しています。新球種カッターの習得と投球メカニクスの改善に集中している現段階では、一時的に結果が伴わないこともありますが、それが完成すれば投球の幅が広がるでしょう。次回登板での修正に注目が集まります。


コメント