大谷の3ランで流れが変わった3回
試合序盤、ドジャース打線は相変わらず重苦しい空気に包まれていた。1回から6人連続で凡退し、開幕から続く不振の影がちらついていた。しかし3回、その空気を一変させたのが大谷翔平だった。
3-3の同点場面で打席に入った大谷は、ナショナルズ先発のマイルズ・ミコラスの球を完璧に捉えた。打球は右方向へと伸び、スタンドへ吸い込まれる3ランホームラン。今季初めてとなる打点を一気に3つ記録し、チームを6-3とリードさせた。
さらに大谷の2打者後には、ムーキー・ベッツが2ランホームランを追加。わずか1イニングで5点を奪い、この回だけで打線の様相が一変した。デーブ・ロバーツ監督は試合後、「ミコラスとは長い対戦歴がある。傾向を把握している。それ以上に、今日は彼らがボールを見逃さなかった」と、選手たちの積極的な姿勢を評価した。
タッカーも移籍後初アーチ 上位4人が揃い踏み
打線の爆発は3回だけにとどまらなかった。4回にはアンディ・ページスが2ランホームランでさらに突き放すと、5回にはフリーマンが2ランホームランを放ち、得点を重ねた。
そして7回、この試合のハイライトの一つとなったのが、カイル・タッカーの一発だった。4年2億4000万ドルという大型契約でシカゴ・カブスから移籍してきたタッカーは、ドジャース移籍後初となるホームランをソロで放った。タッカーはこの試合で3安打を記録し、「気持ちよかった。初ホームラン――初めてしっかり空中に打ち上げた球で、前で捉えられた。ホームランを打ったら文句は言えない」と、手応えを語った。
この試合で上位4人は合計で21打数8安打、4本塁打、10打点、6得点という圧倒的な数字を残した。開幕から打率.167だった大谷、.174だったタッカー、.136だったベッツ、.208だったフリーマンと、揃って低迷していたクリーンナップが、ついに目を覚ました形だ。
ミコラスは自己最多の11失点
一方、ナショナルズの先発マイルズ・ミコラスにとっては厳しい一日となった。4回と3分の1を投げて自責点11という自己最多の失点を喫し、早々にマウンドを降りた。ドジャース打線の前に、ミコラスの制球は機能しなかった。
ロバーツ監督は試合後、「ローマは燃えていない」とジョークを交えながら、開幕からの不振に対する過度な不安を否定した。実際、監督は試合前から打線の復調に自信を持っていた様子で、この試合がその読み通りとなった。
開幕の重圧から解放されたベッツのコメント
ムーキー・ベッツは試合後、「新しい一日が来た。それだけだ。ここにいる誰もパニックになっていない。1週間、厳しい週だった。それが打てない最後の週にはならないだろう」と冷静に語った。開幕から続いた不振の中でも、チーム内に焦りはなかったことが伝わってくる言葉だ。
ドジャースは今季7試合目にして、ようやく打線が本来の力を発揮し始めた。特に大谷の初打点となる3ランホームランは、チーム全体にとっても大きな転換点となった可能性がある。
今季の大谷と上位打線の状況
大谷翔平は開幕から打率.167と苦しいスタートを切っていた。昨季のような圧倒的な打撃成績とは程遠く、初打点もこの試合までお預けとなっていた。しかし、この試合での3ランホームランで一気に流れが変わった印象だ。
同様に、4年2億4000万ドルという大型契約で加入したタッカーも打率.174と期待に応えられていなかったが、この試合で3安打と結果を残し、移籍後初ホームランも記録した。ベッツとフリーマンも含め、上位打線全体が同時に復調の兆しを見せたことは、今後のドジャースにとって明るい材料だ。
ドジャースは今季まだ7試合を終えたばかり。長いシーズンの中で、この試合が打線復調のきっかけとなるかどうか、今後の試合に注目が集まる。
まとめ
大谷翔平の今季初打点となる3ランホームランを皮切りに、ドジャース上位打線が一気に爆発した一戦となった。タッカー、ベッツ、フリーマンも本塁打を記録し、13-6の快勝。開幕から続いた不振を吹き飛ばす内容で、今後の打線に期待が高まる。次の試合でもこの勢いが続くか注目だ。


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