WBC組が合流、開幕へ向けた総仕上げ
ドジャースのスプリングトレーニングは佳境を迎えている。WBCに参加していた大谷翔平と山本由伸が間もなくチームに復帰し、今週土曜日のキャンプ終了前にそれぞれもう一度登板する予定だ。OCレジスター紙のビル・プランケット記者が報じたもので、両投手の開幕に向けた準備が着々と進んでいることが示された。
大谷は今シーズンまだプレシーズンでの登板実績がない。侍ジャパンでの登板も含め、実戦形式での投球がどのような状態かが注目されている。ロバーツ監督は月曜日の朝、カクタスリーグでの大谷の登板について「未定(TBD)」としながらも、「開幕時には少なくとも3〜4イニングを投げられる見込み」と語った。昨季6月にドジャースでの投手デビューを果たした大谷は、シーズン終盤には6イニングまで投球を伸ばし、14先発で防御率2.87、47イニングで62奪三振をマークしている。
一方の山本由伸は、すでにスプリングトレーニングで4試合に登板済みだ。ドジャースとして2試合、侍ジャパンとして2試合の計11.1イニングを投げ、5失点、14奪三振の成績を残している。昨季はレギュラーシーズン30先発で防御率2.49、ポストシーズンでは37.1イニングで防御率1.45という圧巻の投球を見せ、ワールドシリーズMVPに輝いた右腕は、今季も開幕投手に指名された。これで2年連続のオープニングデー先発となる。
大谷は打者復帰、ブルペン投球も予定
ロバーツ監督によれば、大谷は数日以内にカメルバックランチ(ドジャースのキャンプ地)で打者として復帰する予定だ。さらにブルペンでの投球練習も行う見込みで、二刀流としての準備を並行して進めている。昨季、打者としてはナショナル・リーグMVPに輝き、投手としても後半戦で存在感を示した大谷にとって、今季は開幕から投打両面でフル稼働することが期待されている。
WBCでの侍ジャパンは準決勝でベネズエラに敗れ、大会を去った。大谷と山本はともにチームの主力として戦ったが、目標としていた連覇には届かなかった。しかし、ドジャースにとっては二人の実戦経験が開幕に向けたプラスになる。特に山本は既に十分な投球回数を確保しており、開幕ローテーションの軸として万全の態勢だ。
ロバーツ監督の計画と開幕ローテーション
ロバーツ監督は大谷と山本の登板スケジュールについて「まだ決定されていない」としているが、キャンプ終了前にもう一度登板させる方針は固まっている。大谷のカクタスリーグ登板が「未定」とされているのは、WBC後の状態確認を慎重に行うためとみられる。ブルペン投球や打撃練習の状況を見ながら、最終的な登板日程を決める見通しだ。
ドジャースは昨季ワールドシリーズを制し、今季も優勝候補の筆頭に挙げられている。その先発ローテーションの中心を担うのが、山本由伸と大谷翔平だ。山本は開幕投手として初戦のマウンドに立ち、大谷はその後のローテーションに組み込まれる形になるだろう。開幕時に3〜4イニングという想定は、昨季の立ち上がり同様、徐々に投球イニングを伸ばしていく計画を示している。
大谷が昨季ドジャースでの投手デビューを果たしたのは6月16日、サンディエゴ・パドレス戦だった。1イニングで1失点という内容だったが、そこから徐々に調整を重ね、シーズン終盤には主力投手の一人として機能した。今季は開幕から投手として計算できる状態でスタートできることが、チームにとって大きなアドバンテージとなる。
今季の展望とファンの期待
昨季、山本由伸は防御率2.49という素晴らしい成績でレギュラーシーズンを終え、ポストシーズンではさらにギアを上げた。ワールドシリーズMVPに輝いた投球は、ドジャースファンに強烈な印象を残している。今季も開幕投手として大舞台に立つ山本への期待は高まる一方だ。スプリングトレーニングでの4試合登板では、11.1イニングで5失点、14奪三振と安定した内容を見せており、開幕への準備は万端といえる。
大谷翔平については、打者としての実績に加え、投手としてどこまで成長を見せるかが焦点だ。昨季は14先発で防御率2.87、62奪三振という数字を残したが、今季は開幕から投手として計算できることで、ローテーションの厚みが増す。二刀流としてのパフォーマンスが、ドジャースの連覇に直結する可能性は高い。
WBCでの戦いを終え、ドジャースに戻ってきた二人の日本人投手。キャンプ最終週の登板は、開幕へ向けた重要なステップとなる。ロバーツ監督の慎重な調整プランのもと、二人がどのような状態で開幕を迎えるのか。ドジャースファン、そして日本のファンにとって、目が離せない日々が続く。


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