大谷翔平、2026年WBC MVP本命ならず 投手復帰なしが影響

大谷翔平、2026年WBC MVP本命ならず 投手復帰なしが影響 特集・コラム

前回MVPも今回は2番手評価

ブックメーカー各社が発表した2026年WBCのMVPオッズで、ドジャースの大谷翔平は+1100で2番手につけている。首位はヤンキースのアーロン・ジャッジで+750。前回2023年大会でMVPを獲得し、日本の3大会ぶりの優勝に貢献した大谷だが、今回は本命の座をジャッジに譲る形となった。

この評価の背景には、大谷の出場形態が大きく関係している。2024年オフに右肘のトミー・ジョン手術から復帰した大谷だが、ドジャースでは打者専念でシーズンを戦っており、今大会でも投手としての登板は予定されていない。二刀流としての圧倒的な存在感が封印される形での参加となるため、オッズにもその影響が現れている。

2023年大会の輝かしい記録

前回大会での大谷の活躍は記憶に新しい。打者として打率.435、1本塁打、8打点を記録し、投手としても1勝0敗、防御率1.86の好成績を残した。特に決勝のアメリカ戦では、最後の打者マイク・トラウトを空振り三振に仕留め、日本の優勝を決定づける劇的な場面を演出。この活躍が評価され、満場一致でMVPに選出された。

あの大会では、投打両方で結果を残せることが大谷の最大の武器だった。他の選手が打撃か投球のどちらか一方で貢献する中、大谷は両方でチームを牽引できる唯一無二の存在として際立っていた。今大会で打撃のみに限定されることは、MVP争いにおいて大きなハンディキャップとなる可能性がある。

ジャッジが本命となった理由

首位評価を受けたアーロン・ジャッジは、2022年にアメリカンリーグ最多の62本塁打を放ち、2024年シーズンも58本塁打で本塁打王に輝くなど、メジャー屈指の強打者として知られている。アメリカ代表の中心打者として期待される存在だ。

WBCのMVP選考では、チームの成績も大きく影響する。前回大会でアメリカは準決勝でキューバに敗れたが、今回は優勝候補の筆頭に挙げられている。ジャッジが打線の中心として活躍し、チームを優勝に導けば、MVP獲得の可能性は高まる。オッズが大谷を上回っているのは、こうした総合的な評価によるものと見られる。

打撃のみでどこまで評価されるか

とはいえ、大谷の打撃能力は世界トップクラスであることに変わりはない。2024年シーズンは自身初の50本塁打50盗塁を達成し、ナショナルリーグMVPを受賞。打者専念となった初年度から圧倒的な数字を残している。

WBCという短期決戦では、一試合の爆発力が勝敗を分けることも多い。大谷が大会を通じて高打率を維持し、重要な場面で決定打を放つことができれば、打撃のみでもMVP評価を覆すことは十分に可能だろう。2023年大会の実績がある分、世界中の注目度も高く、印象に残るプレーをすればMVP投票にも有利に働くはずだ。

また、日本代表が連覇を達成すれば、チーム最大のスター選手である大谷への評価は自然と高まる。オッズは現時点での予想に過ぎず、大会が始まれば流れは変わる可能性も十分にある。

シーズンへの影響も考慮

大谷が投手として登板しないのは、ドジャースとの合意に基づく慎重な判断でもある。トミー・ジョン手術からの復帰は順調に進んでいるものの、2026年シーズンでの二刀流完全復活を見据え、WBCでは打撃に集中する方針が選択された。

ドジャースは大谷と10年総額7億ドルという史上最高額の契約を結んでおり、彼の健康管理は球団にとって最重要課題だ。WBCでの活躍も重要だが、年間を通じてMLBで結果を残すことの方が優先される。打者専念での出場は、こうした長期的な視点に立った判断と言える。

今後の注目ポイント

2026年WBCは3月中旬に開幕予定で、大谷は日本代表の4番打者として出場する見込みだ。打撃のみでの参加となるが、それでも世界中の視線が集まることは間違いない。前回MVPとして、どのようなプレーで日本の連覇に貢献するのか、そしてオッズを覆してMVP連覇を達成できるのか。大会開幕まであと数週間、大谷の調整状態にも注目が集まる。

オッズは大会開幕に向けて変動する可能性もあり、大谷の評価が上昇することも考えられる。いずれにせよ、世界最高峰の選手たちが集う舞台で、大谷翔平がどのような活躍を見せるか、楽しみに待ちたい。

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